長崎県・ヨーロッパ調住宅の不同沈下修正工事 ~最大88mmの沈下を改善~

長崎県・ヨーロッパ調住宅の不同沈下修正工事 ~最大88mmの沈下を改善~

17〜19世紀オランダ風デザインの一般住宅で進行した不同沈下を、構造特性と地盤条件を踏まえて安全に修正した施工事例

建築物概要

所在地 長崎県
建物名 住宅
構造・規模 木造2階建
基礎構造 ベタ基礎
復元総重量 約 – t
復元平面積 92 m²
最大沈下量 88 mm
支持地盤土質 埋立(人工島)
注入孔数 26ポイント
工期 8日間

実施概要

長崎県に建つ対象住宅は、17〜19世紀のオランダ伝統家屋をモチーフとした建物で、
レンガ壁・石畳・運河沿いの意匠・暖炉や煙突・地下埋設の配線設備など、街並み全体が“ヨーロッパ調”で統一された特色ある住宅地であった。

構造はベタ基礎+在来工法の木造住宅で、意匠の華やかさとは対照的に、築後20年以上が経過していたことから、
人工島に特有の地盤沈下が徐々に進行していた。
その結果、最大約88mmの不同沈下 が確認され、床の傾きや建具の不具合など、生活に影響が出始めていた。

また、外観のデザイン性が非常に高いため、建物を壊すことなく安全に“元の姿のまま”復元できる工法が求められた。
そこで、建物の剛性・基礎形状・沈下状況を総合的に考慮した結果、JOG工法による沈下修正が最適 と判断された。

実施施工

施工ではまず、沈下量の大きい北側エリアを中心にレベル計測を行い、建物全体の変位傾向を詳細に把握した。
次に、ベタ基礎の下へ多点インターバル方式で特殊グラウトを段階的に注入し、地盤反力を均等化しながら建物を徐々に押し上げた。

さらに、精密なレーザーレベルによる常時監視を実施し、建物の意匠や内部仕上げに負荷がかからないよう慎重に施工を進めた。
こうして、最大88mmの不同沈下は安全に調整され、住宅は本来の水平状態に近い状態へ復元することができた。

結果として、外観を損なうことなく沈下を改善でき、住まいとしての使いやすさも大きく向上した。

住宅の傾き・沈下・床の段差などでお困りの方は、平成テクノスのJOG工法にお任せください。
家を壊さず“住んだまま”直すことができ、デザイン性の高い住宅や輸入住宅でも安全に復元できます。

特に 長崎県・福岡県・佐賀県 では、
・人工島の沈下
・造成地の軟弱地盤
・集中豪雨による地盤ゆるみ
・近隣工事の影響
などによる住宅の不同沈下・床の傾きのご相談が増えています。

「家が傾いているかも…」「修理費用が知りたい」 といった不安がございましたら、
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。

沈下修正の専門チームが、
長崎県・福岡県・佐賀県エリアの地盤特性を踏まえた最適な“直し方” をご提案いたします。

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