新潟県村上市|豪雨で基礎ごと浮き上がった高気密住宅をJOG工法で復元

新潟県村上市|豪雨で基礎ごと浮き上がった高気密住宅をJOG工法で復元

豪雨による浮力で基礎ごと浮いた高気密住宅をJOG工法で水平に復元した施工事例

建築物概要

所在地 新潟県
建物名 一般住宅(高気密断熱住宅)
構造・規模 木造2階建
基礎構造 直接基礎(ベタ基礎)
復元総重量 約 – t
復元平面積 60 m²
最大沈下量 103 mm
支持地盤土質 粘性土
注入孔数 22ポイント
工期 7日間

実施概要

新潟県村上市では、令和4年8月3日、東北地方に停滞した前線に暖かく湿った空気が流れ込み、
線状降水帯が繰り返し発生
村上市・関川村・胎内市を中心に記録的短時間大雨情報が16回発表され、
統計開始以来の極値を更新する大雨となった。
翌4日には「大雨特別警報」も発表され、荒川流域を中心に広範な浸水・土砂災害が発生した。

この住宅は 高気密・高断熱仕様の木造住宅 で、基礎は断熱材で覆われていたため、
豪雨による急激な増水の際に 基礎ごと浮力を受けて建物が持ち上がり、
水が引いた後には最大106mmの傾斜が生じた
と推測された。

高気密住宅は内部に空気が閉じ込められやすく、
さらに断熱材が浮力を受けることで、豪雨や浸水時に基礎の浮き上がりが起こりやすい。
そのため、今回のように “基礎もろとも浮き、斜めに戻って着地する” という特有の変状が確認された。

生活にも大きな支障が出始めており、早急な修繕が必要な状況であった。

実施施工

まず、建物全体のレベル測定を行い、傾斜状況と基礎の変位量を正確に把握した。
続いて、基礎直下へ注入ポイントを均等に配置し、
JOG工法による多点微量注入で基礎全体をミリ単位でリフトアップ する計画を立案した。

高気密住宅の場合、基礎と建物の剛性が高く一体性が強いため、
注入時のわずかな反力でも建物全体が連動して動く特徴がある。
そのため、レーザーレベルで常時変位を監視しながら慎重に注入量を調整し、
建物を歪ませないよう細心の注意を払って施工を進めた。

その結果、最大106mmの傾斜は解消され、住宅は安全な水平状態へ復元 された。
構造体を壊すことなく修繕できたため、住まいの資産価値も維持され、
豪雨災害後の早期復旧に大きく貢献した。


住宅の傾き・沈下・床の段差でお困りの方へ。
平成テクノスは 新潟県 をはじめ、山形県・福島県 の一般住宅での
沈下修正工事に多くの実績を持つ専門会社です。

近年は豪雨や線状降水帯の影響による浸水被害が増えており、
特に 高気密・高断熱住宅は基礎に浮力が生じやすく、
水が引いた後に傾いてしまうケースが全国で確認
されています。

今回のように
✔ 浸水で基礎が浮き上がった
✔ 水が引いたら家が傾いた
✔ ドアやサッシが動きにくくなった
✔ 床の不陸が気になる
という症状は、早めの点検・対処がとても大切です。

JOG工法 なら、

  • 家を壊さず
  • 住んだまま
  • ミリ単位で水平に戻すことができ、
    高気密住宅や高断熱住宅でも安全に修繕できます。

「豪雨の後から傾いた気がする…」
「浸水で家が浮いたと言われた…」
「修理費用がどれくらいなのか知りたい」

そのようなお悩みがあれば、
どうぞお気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。

沈下修正と災害復旧の専門スタッフが、
住宅ごとに最適な“直し方”と費用をご提案 させていただきます。

TOP
JOG工法資料 地盤改良調査資料 お問い合わせ