飛騨川流域の軟弱地盤特性を背景に発生した沈下を、低振動・低騒音工法で復旧
建築物概要
| 所在地 | 岐阜県 |
|---|---|
| 建物名 | 郊外型テナント |
| 構造・規模 | 鉄骨2階建 |
| 基礎構造 | 独立基礎(柱状改良杭) |
| 復元総重量 | 約 – t |
| 復元平面積 | 180 m² |
| 最大沈下量 | 118 mm |
| 支持地盤土質 | 粘性土 |
| 注入孔数 | 19ポイント |
| 工期 | 7日間 |
実施概要
本案件は岐阜県内、木曽川の支流である飛騨川が木曽川へ合流する地点に近いエリア に位置する、
郊外型テナント施設(鉄骨造・一部2階建て)である。
この地域は、河川沿いに発達した低地や河岸段丘が広がる地形であり、
地下には シルトや粘土といった泥質土が厚く堆積 している可能性が高い。
そのため、地震時の液状化リスクや、長期的な 圧密沈下・不同沈下が生じやすい地盤特性 を有している。
対象建物では、沈下対策としてパイル杭が施工されていたものの、
長年の供用により、建物中央部に配置された2基の独立基礎と周辺フロアが沈下 し、
中央部が落ち込む すり鉢状の沈下形状 が確認された。
床の不陸は来店客の動線やテナント運営にも影響を与える恐れがあり、
早期かつ確実な修正が求められる状況であった。
実施施工
施工にあたっては、施設の営業を止めずに復旧すること が最優先条件であった。
そこで、沈下している中央部のみを対象とし、周辺フロアのレベルに合わせて復元する計画を立案した。
JOG工法は低振動・低騒音で施工が可能なため、
夜間工事は行わず、施工エリアをパーテーションで区画するのみで日中施工 を実施した。
これにより、来店客やテナント営業への影響を最小限に抑えることができた。
施工中はレーザーレベルにより床の変位を常時監視しながら、
基礎および周辺フロアを ミリ単位で慎重に隆起調整。
すり鉢状に沈下していた中央部は、周囲と自然につながるレベルへと復元された。
その結果、施設の機能性と安全性は回復し、
営業を継続したまま、計画どおり沈下修正工事を完了することができた。
商業施設やテナントビルで、
床の沈下・フロアの段差・通路の不陸・タイル割れ などにお困りではありませんか。
平成テクノスは 岐阜県 を中心に、
愛知県・三重県・滋賀県 の郊外型テナント施設、ショッピングセンター、
飲食店・物販店舗などでの沈下修正工事を数多く手がけています。
河川沿いの低地や造成地では、
✔ 長年の圧密沈下
✔ 独立基礎周辺のみの沈下
✔ フロア中央部が落ち込む「すり鉢状沈下」
といった症状が発生しやすく、
気づかないうちに営業や安全性へ影響が出ることがあります。
🔧 JOG工法なら、営業を止めずに沈下修正が可能
- 低振動・低騒音で日中施工が可能
- 夜間工事・長期休業が不要
- パーテーション区画のみで施工可能
- 中央部だけなど、必要箇所のみの修正が可能
- ミリ単位での高精度レベル調整
「店舗を止められない」「全面改修は避けたい」
そんな商業施設特有の条件にも柔軟に対応できます。
📩 まずは“少し気になる”段階でご相談ください
- 床がわずかに傾いている
- 台車やカートが勝手に動く
- タイルや目地の割れが増えてきた
- 改装工事の前に床を直したい
これらは 沈下の初期サイン です。
早期対応ほど、工期・コスト・営業への影響を抑えることができます。
岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県の
テナントオーナー様・施設管理会社様・建設会社様は、
ぜひお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
商業施設沈下修正の専門チームが、
最適な工法と施工計画をご提案いたします。