BOXカルバート沈下修正工事
建築物概要
| 所在地 | 福島県鏡石町東鹿島 |
|---|---|
| 建物名 | 東鹿島1号ボックスカルバート |
| 構造・規模 | BOXカルバート |
| 基礎構造 | ベタ基礎 |
| 復元総重量 | 約 125 t |
| 復元平面積 | 125 m² |
| 最大沈下量 | – |
| 支持地盤土質 | – |
| 注入孔数 | 24ポイント |
| 工期 | 14日間 |
実施概要
国道118号線東鹿島1号(函渠工)BOXカルバート(内寸4.00×3.50)は、鏡石町東鹿島地先において、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震により被災した。特に、変位形状としては、2つの繋がったBOXの両端がそれぞれ沈下したことにより、結果としてハ字型に変形していた。その後、補修工法を検討した結果、「撤去新設案」や「現状使用案」も挙がったが、最終的には注入工法による位置・形状の復元を行い、続けて継ぎ目の補修を実施することとなった。
実施施工
迂回道路もなく、交通量も多かったため、工事期間中に118号線を通行止めにすることはできなかった。そのため、上り線側と下り線側をそれぞれ別に施工する方法や、あるいは切りまわし仮設の迂回路を設ける案も検討された。しかしながら、最終的には片側車線上に覆工板を架け、車線規制を行うことで、通行止めすることなく施工を実施することができた。
NETIS登録No. KK-100070-A