松杭施工済み下部地盤の支持力増強注入
建築物概要
| 所在地 | 埼玉県 | 
|---|---|
| 建物名 | 霊苑造成地 | 
| 構造・規模 | 土間コン150㎜ | 
| 基礎構造 | 直接基礎、松杭あり | 
| 復元総重量 | 約 ―t | 
| 復元平面積 | 67m² | 
| 最大沈下量 | 90mm | 
| 指示地盤土質 | 有機質シルト、腐植土 | 
| 注入孔数 | 63ポイント | 
| 工期 | 14日間 | 
実施概要
埼玉県にある霊苑造成地において、造成後の地盤に不同沈下が発生した。
支持地盤はN値1の有機質シルトおよび腐植土で構成されており、軟弱で圧密沈下が生じやすい地質であった。
地盤支持力を補うため、松杭を打設した上に土間コンクリートを施工し霊苑として使用されていたが、造成後において約450㎡の範囲で最大75mm程度の沈下が確認された。地表面には不陸が生じ、施設の利用に支障が出ている状態であった。
実施施工
沈下の主原因である軟弱層の支持力不足を解消するため、まずGSIS工法により地盤反力造成を行った。
GSIS工法により地盤内部の支持力を高めた後、JOG工法を用いて不陸となった土間コンクリートのレベル調整を実施した。
施工中はレーザーレベルで精密に変位を管理し、段階的な注入により土間全体を均一な高さに復元した。
施工後は不同沈下が解消され、霊苑としての安全性と機能性を回復した。再沈下の兆候も見られず、安定した状態を確認できた。
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