営業を止めずに沈下修正。店舗の床が傾き、100mmを超える不同沈下が発生した軟弱地盤に対し、夜間のみの施工で安全なレベルへ復元した事例
建築物概要
| 所在地 | 茨城県 | 
|---|---|
| 建物名 | 飲食店舗 | 
| 構造・規模 | 鉄骨平屋 | 
| 基礎構造 | ベタ基礎 | 
| 復元総重量 | 約 -t | 
| 復元平面積 | 160m² | 
| 最大沈下量 | 108mm | 
| 指示地盤土質 | 粘性土、有機質シルト | 
| 注入孔数 | 19ポイント | 
| 工期 | 12日間 | 
実施概要
茨城県の郊外に位置する某大手飲食チェーン店舗では、開店から数年後、最大100mmを超える不同沈下が発生した。
支持地盤は粘性土の盛土層、その下層には有機質シルトが分布しており、N値1〜2の非常に軟弱な地盤であった。
店舗内では床面の傾きや建具の変形が生じ、営業継続に支障をきたす恐れがあった。
実施施工
店舗の営業を継続するため、施工は全て限られた夜間時間帯に実施した。
JOG工法®により、建物下部の地盤に薬液を段階的に注入し、不同沈下を修正した。
施工中はオートレベルを用いて高精度に変位管理を行い、営業に支障を与えることなく建物を安全にリフトアップした。
施工完了後、床レベルは所定範囲内に復元され、店舗は通常営業を継続できた。
 
  