ニュージーランド冷蔵倉庫沈下修正工事
施工写真
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建物全景(1次施工面)
2次施工面
グラウトミキサー
JOG施工図(1次施工)
建築物概要
所在地 | ニュージーランド クライストチャーチ |
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建物名 | ANTEROOM,CHILLER&FREEZER |
構造・規模 | RC冷蔵倉庫 |
基礎構造 | 布基礎 |
復元総重量 | 約 600 t |
復元平面積 | 150 m² |
最大沈下量 | 50 mm |
指示地盤土質 | 砂質土、液状化地盤 |
注入孔数 | 1次工事31ポイント 2次工事18ポイント |
施工方式 | 多点インターバル方式 |
工期 | 14日間 |
施工概要
本構造物は2011年2月22日にニュージーランドのカンタベリー地方で発生したマグニチュード6.1の地震(カンタベリー地震)で液状化し被災したRC平屋冷蔵倉庫であった。
建物外周部は短辺方向35mに対し40㎜不同沈下しており最大沈下量は約60mm程度で構造物としての剛性は十分保たれた状態であった。しかし内部土間スラブは既にウレテック工法(Uretek New Zealand)によって修繕が終わっており、外周布基礎RC壁が取り残された極めて珍しい状態であった。その為、外壁に近い内部フロアは壁方向3m間で12/1000~21/1000と大きく傾斜していた。
実施施工
部分施工という制限のある中、構造物の影響を与えない範囲で、傾斜の緩和を行う事に成功しました。 本来なら外周レベルを±5㎜以内にしたかったのですが、それでもJOG工法の「品質・精度」にオーナー様現地スタッフは大変満足されていました。