台北市八徳路豪門世家傾斜調整工事
施工写真
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建物全景
正面
屋上 下げ降り
JOG参考図
建築物概要
所在地 | 台北市八徳路四段 |
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建物名 | 豪門世家 |
構造・規模 | 地上12階建地下2階建(ピット構造) |
基礎構造 | ベタ基礎構造、地下ピット |
復元総重量 | 約 15000t |
復元平面積 | 500m² |
最大沈下量 | 110mm |
指示地盤土質 | 泥土 |
注入孔数 | 24ポイント |
施工方式 | 多点インターバル方式 |
工期 | 80日間 |
施工概要
近年めざましい発展をとげた台湾。台北中心部では経済成長とともにインフラ整備も急ピッチで行われ、その中でも台北に地下鉄網を構築する工事でが各地で行われている。
「豪門世家」が面する八徳路はシールドでなくオープン掘削が行われている。その影響で周辺に地盤沈下が発生し「豪門世家」を含め数棟のビルが不同沈下が起こったものと思われる。
実施施工
当初、復元量も少ないことから工期30日を予定していたが、近隣建物基礎や連壁などにそのまま基礎を打設していた為、構造物が上がらなかった。電動コアドリルで建物外周部を削孔し縁を切りすることでやっと構造物を持ち上げることが出来た。 また、注入量も計画の3倍以上注入することになり結局工事期間は80日間も掛かってしまった。