湾側と陸側で異なる基礎構造により不同沈下が発生。船舶の入港を止めず、稼働範囲に施工機械を掛けない条件下で安全にレベル復元を行った事例です
建築物概要
| 所在地 | 新潟県 |
|---|---|
| 建物名 | アンローダ基礎 |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート |
| 基礎構造 | 直接基礎 |
| 復元総重量 | 約 ―t |
| 復元平面積 | 約256m² |
| 最大沈下量 | 50mm |
| 指示地盤土質 | 盛土(裏込雑石) |
| 注入孔数 | 94ポイント |
| 工期 | 26日間 |
実施概要
新潟県糸魚川市の港湾施設において、アンローダーのレール基礎(256㎡)で最大約50mmの不同沈下が確認された。
湾側レールはケーソン基礎で支持地盤まで確保されていた一方、陸側レールは埋立土上の直接基礎構造であったため、両者の基礎構造差により沈下量が不均一となり、レールの水平性が損なわれていた。
アンローダーの走行精度低下は荷役作業に大きく影響するため、早急な復元が必要な状況であった。
実施施工
不定期にタンカーが入港するため、アンローダーの稼働を停止させることはできなかった。
そのため、施工機械が運転範囲やレール走行エリアに干渉しないよう施工計画を立案し、稼働を継続したままJOG工法による沈下修正を実施した。
地盤に薬液を段階注入しながら精密にレベル調整を行い、安全性を確保しつつ所定の高さへ復元した。港湾機能を維持したまま、短期間で不同沈下を解消することができた。
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