住みながら直せるJOG工法で、戸建住宅の沈下による傾きと床の不陸を改善した施工事例
建築物概要
| 所在地 | 三重県 |
|---|---|
| 建物名 | 一般住宅 |
| 構造・規模 | 木造2階建 |
| 基礎構造 | ベタ基礎 |
| 復元総重量 | 約 50 t |
| 復元平面積 | 46 m² |
| 最大沈下量 | -58 mm |
| 支持地盤土質 | 粘性土層 |
| 注入孔数 | 6ポイント |
| 工期 | 6日間 |
実施概要
三重県に建つ一般住宅では、築年数の経過とともに室内で違和感が生じ、調査を行ったところ、建物全体が約1/150の傾斜率で沈下 していることが判明した。
基礎はベタ基礎であったため、一部分ではなく家全体が緩やかに傾く“面沈下”の状態 となっており、床の不陸・建具の開閉不良・家具の転がりなどが確認された。
また、周辺は軟弱層が混在する地盤であり、長期的な圧密沈下が原因と考えられた。
このまま傾斜が進行すると、生活への支障が拡大する恐れがあるため、建物を解体せずに基礎ごと持ち上げられる精密な沈下修正工法 が必要であった。
そこで、建物全体の水平をミリ単位で復元できるJOG工法を採用することとなった。
実施施工
まず、ベタ基礎全体のレベルを正確に把握するためにレーザーレベルによる詳細計測を行い、沈下の傾向を可視化した。
そのうえで、建物外周から基礎下へアクセスするための注入管を均等配置し、「面として下がった基礎」を全体的に均一に押し上げる計画を立てた。
次に、JOG工法の多点微量注入を開始し、地盤中の空隙を充填しながら支持力を確保し、建物全体をミリ単位で水平方向へ調整 していった。
JOG工法は局部的に力が集中しないため、ベタ基礎や面沈下のような“家全体がゆっくり傾くケース”でも非常に安全に施工できる。
施工中は常に建物のレベル変化を監視し、傾斜を均等に戻すよう微調整を繰り返した。
その結果、最大58mmの沈下が改善され、全体の傾斜率も許容範囲へと回復した。
また、施工は屋外中心となったため、住んだままの状態でも生活への影響なく工事を完了 できた。
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