地震の影響により薬品タンク基礎が最大485mm沈下。掘削を伴わず、短工期で確実な支持力回復を行うため、JOG工法を採用して安全に復旧した事例
建築物概要
| 所在地 | 宮城県 |
|---|---|
| 建物名 | 科学薬品タンク基礎 |
| 構造・規模 | タンク基礎 |
| 基礎構造 | 直接基礎(タンク基礎) |
| 復元総重量 | 約 50 t |
| 復元平面積 | 120 m² |
| 最大沈下量 | 235 mm |
| 指示地盤土質 | 埋立地 |
| 注入孔数 | 18ポイント |
| 工期 | 11日間 |
実施概要
災害の影響により、薬品貯蔵タンクの基礎部分に不同沈下が発生した。
構造物はRC造・直接基礎で、構造物重量は10t/㎡以下。最大沈下量は約485mm、平均230mmと大きく、タンク土台の傾斜だけでなく基礎全体の変位が確認された。
基礎下部まで掘削を行う工法は施工環境上不向きであり、また長期工期を要する手法では運用計画に支障をきたす懸念があった。
安全性と精度を両立する沈下修正工法として、段階的に反力を確認しながら施工可能なJOG工法が最適と判断された。
実施施工
JOG工法により、基礎下部へ段階的に薬液を注入して地盤の締固めと支持力の回復を行い、構造物全体を安全にリフトアップした。
掘削を伴わない工法のため、既存設備や周辺構造物への影響を最小限に抑えながら施工が可能であった。
施工中はオートレベルで常時計測を行い、485mmの沈下を精密に復元。短工期で安全に沈下修正を完了した。
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特許取得のJOG工法による高精度な沈下修正工事で、建物・設備・構造物を安全に復元します。
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