2018年胆振地震の影響で不同沈下した重油タンク基礎を、寒冷地特有の気候条件下でJOG工法により安全に復元した施工事例
建築物概要
| 所在地 | 北海道 |
|---|---|
| 建物名 | 重油タンク |
| 構造・規模 | タンク基礎 |
| 基礎構造 | 直接基礎(タンク基礎) |
| 復元総重量 | 約 50 t |
| 復元平面積 | 34 m² |
| 最大沈下量 | 35 mm |
| 支持地盤土質 | 泥炭層 |
| 注入孔数 | 13ポイント |
| 工期 | 9日間 |
実施概要
北海道にある重油タンク基礎は、2018年の胆振地震の影響により不同沈下を起こしたものと推定された。
当地の地盤は北海道特有の泥炭層を含み、地震動により不均一な沈下が発生しやすい特徴を持つ。
タンクの傾き・レベル差は設備運用や安全性に支障をきたすため、適切な地盤改良と沈下修正が求められた。
実施施工
施工時期は2月であり、工事は厳しい寒冷環境下で行われた。
そのため、JOGプラント設備および注入材の品質確保が重要な課題となり、
・注入材の凍結防止
・工事用水の保温管理
・プラント機器の養生
など、寒冷対策を徹底した施工体制を整えた。
JOG工法により基礎下部へ段階的に薬液を注入し、タンク基礎を安全にリフトアップ。
凍結による施工品質低下を回避しながら、計画通りのレベル復元を達成した。
結果として、重油タンクの安定性が回復し、設備運用に支障のない状態に復旧した。
地震・液状化・軟弱地盤による沈下修正、不同沈下の修復、地盤沈下改良は、震災復旧の豊富な実績を持つ平成テクノスにお任せください。
特許取得のJOG工法により、タンク基礎・プラント設備・大型構造物も安全に精密復元いたします。
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