腐植土による沈下事例
建築物概要
所在地 | 和歌山県 |
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建物名 | 変電施設 |
構造・規模 | 設備基礎 |
基礎構造 | ベタ基礎 |
復元総重量 | – |
復元平面積 | 約 112 m² |
最大沈下量 | 70 mm |
指示地盤土質 | 砂質土,腐植土 |
注入孔数 | 18ポイント |
工期 | 7日間 |
実施概要
本件は変電設備の基礎であるが、支持地盤は埋立地であり、過去に長年わたりみかんの搾りかすを埋め立てていた経緯がある土地であった。
約10年前には、沈下防止を目的に薬液注入とプレートによるレベル調整を他社が実施したが、沈下は収まらず、再びレベル調整が必要となっていた。
実施施工
基礎にはひび割れが目立ち、剛性にも不安があった。さらに、約10年前に傾いた状態でレベル調整が行われていたため、基礎を完全に水平に戻すと再度設備の調整が必要となる状況であった。依頼主からは「10年前の状態に復元してほしい」との要望があり、極力機械が水平となるよう復元を行った。