日の出小学校・日の出中学校エレベーター棟災害復旧工事
施工写真
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建築物概要
所在地 | 千葉県浦安市日の出 |
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建物名 | 日の出小学校・日の出中学校エレベーター棟 |
構造・規模 | 鉄骨ALC地上3階 |
基礎構造 | ベタ基礎 |
復元総重量 | 約 30 t |
復元平面積 | 25 m² |
最大沈下量 | 58.6 mm |
指示地盤土質 | 砂質土 |
注入孔数 | 12ポイント |
施工方式 | 多点インターバル方式 |
工期 | 12日間 |
施工概要
今回のJOG施工は、3.11震災にて大きく沈下した日の出小学校・日の出中学校各エレベーター棟の隣接する校舎の取り合い箇所を基準にし、それより沈下の激しい部位を構造体に負担を掛けず1階床を極力水平に復元する、又各エレベーターシャフトを極力水平に修繕する事を目的に行った。
工事期間中は、沈下量の少ない小学校のエレベーター棟より着手し、注入による影響を最小限に抑えながら、沈下量の大きい中学校のエレベーター棟の施工に移行した
実施施工
小学校エレベーター棟に於いては、瞬結性グラウトを主に注入していた。日々のリバウンド(注入後の沈下)もほぼなく、順調に工事が進められた。又、小学校エレベーター棟に対し中学校エレベーター棟の隆起速度が速かった為、硬化時間(ゲルタイム)の長い中結性グラウトを主とした注入に切替た。瞬結性グラウトに比べ、隆起速度は劣るが、空隙を作らず隆起させるため、リバウンドもほぼなく、建物に影響を与えることなく、小学校エレベーター棟で最大35mm、中学校エレベーター棟で89mmの隆起に成功した。また、室内計測においてもほぼ水平に復元し作業を終了した。
Youtube動画はコチラ >> https://youtu.be/EEHiTzXOO9Q
NETIS登録No. KK-100070-A