土間下部地盤支持力増強工事及び沈下修正
建築物概要
所在地 | 福島県 |
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建物名 | 体育館土間 |
構造・規模 | S造 |
基礎構造 | 直接基礎フロア |
復元総重量 | 約 – t |
復元平面積 | 598 m² |
最大沈下量 | 140 mm |
指示地盤土質 | 硬質土 |
注入孔数 | 108ポイント |
工期 | 12日間 |
実施概要
福島県にある某体育館は、東日本大震災の影響により床(フロア)が大きく撓んだ。
体育館中央部の土間は地震の揺れによって沈下し、「すり鉢状」に変形していた。
床の張替えを行う前に、地盤自体の沈下と撓みを修正する必要がある状態であった。
実施施工
復旧にあたり、まず床を全面的に捲り、土間下部の状況を確認した。
沈下・撓みの測定はレーザーレベルと高精度変位測定装置により行い、変位を常時管理した。
地盤反力造成および撓み解消のために、注入工法であるJOG工法®を採用した。
地盤下に薬液を段階的に注入し、沈下した中央部を徐々に持ち上げることで、土間を水平に復元した。
施工後はフロア下の撓みが解消され、安定した支持地盤を確保できた。
その後、床の張替え工事が行われ、体育館は安全に使用できる状態に復旧した。