深部圧密沈下によりレールが最大51mm沈下。使用禁止棚の解消を目的に、改良土下からJOG注入して土間・レールレベルを復元した事例
建築物概要
| 所在地 | 滋賀県 |
|---|---|
| 建物名 | 自動ラックレール土間基礎 |
| 構造・規模 | RC土間 |
| 基礎構造 | 直接基礎(t=250) |
| 復元総重量 | 約 – t |
| 復元平面積 | m² |
| 最大沈下量 | 51 mm |
| 支持地盤土質 | シルト層 |
| 注入孔数 | 23ポイント |
| 工期 | 6日間 |
実施概要
滋賀県内の某工場において、自動ラック棚のレールおよび周辺土間(t=250㎜)で不同沈下が発生していた。
建築時には土間下部1mを地盤改良し強化していたが、土質柱状図では深部にN値の低いシルト質細砂層が広がっており、地盤の深い位置で圧密沈下が進行したものと推定された。
その結果、レール基礎は最大約51mm沈下。レベル差により自動ラックの一部が“使用禁止棚”となり、早期の改善が求められていた。
実施施工
まず、土間コンクリート下部および1m改良土のさらに下層へ向けてJOG注入を行い、深部の支持を確保しつつ土間全体を押し上げ、既存レールのレベル差を解消した。
JOG工法の注入管はレール横に垂直設置する必要があり、注入中は自動ラックの軌道が使用できないため、施工完了後にラックシステムの調整を実施している。
また、工場の生産活動に影響を与えないよう、工事期間は工場稼働が停止するゴールデンウィーク期間を選定し、計画的に沈下修正工事を完了させた。
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