軟弱地盤で新設直後に即時沈下したBOXカルバートを、盛土の載荷状況と圧密の終息傾向を踏まえ、JOG工法で精密復元した事例
建築物概要
| 所在地 | 鳥取県東出雲市 |
|---|---|
| 建物名 | BOXカルバート |
| 構造・規模 | RCBOX |
| 基礎構造 | 直接基礎 |
| 復元総重量 | 約 – t |
| 復元平面積 | 336 m² |
| 最大沈下量 | 116 mm |
| 支持地盤土質 | シルト粘性+砂質シルト層 |
| 注入孔数 | 45ポイント |
| 工期 | 23日間 |
実施概要
鳥取県八束郡東出雲町に設置された新設BOXカルバートでは、軟弱地盤上で施工されたことから 供用前の段階で想定外の即時沈下 が発生していた。
支持地盤はシルト質粘性土および砂質シルトからなる混合層で、初期沈下が大きく出やすい地層であった。
さらに、BOX上部には盛土載荷が行われており、圧密沈下はほぼ終息域に入っていると判断されたが、底盤部の不陸が残存しており、早期復元が求められていた。
今回の構造物は新設であり、交通供用前のため 交通規制は不要 で、施工環境は良好であった。
実施施工
JOG工法による復元計画では、各BOX底盤に合計29本の注入管を設置。
軟弱層の性状に合わせて薬液注入位置を配置し、地盤の締固め効果を最大化する設計とした。
JOG工法にて段階的に反力を確認しながら注入を進め、精密なレベル管理のもと 最大112㎜のリフトアップ(嵩上げ) を実施。結果として、新設BOXカルバートの初期不陸は十分に改善され、設計レベルに復元することができた。
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