Christchurch Art Gallery のJOG工法による沈下補正工事
施工写真
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建物全景
建物全景2
外周部分
地下駐車場
建築物概要
所在地 | Crn. Worcester Blvd. & Montreal Street, Christchurch |
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建物名 | Christchurch Art Gallery Te Puna o Waiwhetu |
構造・規模 | - |
基礎構造 | ベタ基礎、いかだ=ラフト基礎 |
復元総重量 | 約 30,000 t |
復元平面積 | 全体約 6700 m² |
最大沈下量 | 200 mm |
指示地盤土質 | 砂質土 |
注入孔数 | 289 ポイント |
施工方式 | 多点インターバル注入 |
工期 | 5か月間 |
施工概要
対象構造物は2003年にクライストチャーチに竣工した、ガラスとコンクリートの斬新な外観が特徴的な近代美術館であった。規模もオセアニア最大級で2011年のカンタベリー地震時には緊急対策本部としても使用されていた。
度重なる地震の液状化により最大200㎜の不同沈下が発生していた。
6000㎡以上の直接基礎で局部的に力が作用するような工法は不向きで、また地下水位より低い場所での施工も容易なJOG工法による沈下補正が採用される。
平成テクノス以外にもURETEKグランドエンジニアリング(NZ)株式会社のもとオーストラリア、日本、米国などのから分野専門家が集結し国際チームが結成された。
実施施工
施工計画は液状化対策の高圧撹拌噴射工法(ケミカルグラウト社の技術)を支持層から基礎下部-2mまで行った後にJOG工法による沈下補正工事を行うものであった。今回の一次工事では液状化対策が終わった所から随時、削孔、建て込み、表層の地盤反力造成注入を行った。
アンダーライン1