地盤支持力増強型注入工法によるL型擁壁の傾き修繕
建築物概要
| 所在地 | 東海地域内 |
|---|---|
| 建物名 | 宅地造成内 L型擁壁 |
| 構造・規模 | RC構造・H3.3m×23m他 |
| 基礎構造 | 直接基礎 |
| 復元総重量 | 約 121t |
| 復元平面積 | 55m² |
| 最大沈下量 | 96mm |
| 指示地盤土質 | 砂質粘土層 |
| 注入孔数 | 17ポイント |
| 工期 | 11日間 |
実施概要
対象構造物は宅地内のL型擁壁で、竣工から数年を経て、徐々に沈下したものと考えられる。
南西側コーナー部分で最大約96mm沈下、天端隙間で最大約53mmのズレ、前面段差で最大約28mmの傾きが確認された。
実施施工

南西側の沈下修正を中心に、背面土の一部掘削を行い周辺地盤および隣接した宅地へ影響を与えることなく、コーナー部分の沈下、天端隙間、前面段差等を精度良く復元できた。