大阪市西区某流通センター傾斜復旧工事
マルカイコーポレーション物流倉庫沈下修正工事
施工写真
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建築物概要
所在地 | 大阪府大阪市西区江戸堀 |
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建物名 | マルカイコーポレーション物流倉庫 |
構造・規模 | RC4建倉庫 |
基礎構造 | ベタ基礎 |
復元総重量 | 約 4500t |
復元平面積 | 435m² |
最大沈下量 | 378mm |
指示地盤土質 | 砂質土、粘性土 |
注入孔数 | 70ポイント |
施工方式 | 多点インターバル方式 |
工期 | 40日間 |
施工概要
商業地域で南北道路は建物壁面まで約60cmと狭い。アップする西側は鉄骨店舗となっており壁面まで約1.2mで店舗設備機器が並ぶ。±0になる東側はお寺と木造住宅となっており壁面まで約80cmと狭い。
既存建物の補強も兼ねて鋼管圧入工法でのジャッキアップを計画しましたが経済的理由の為、JOG注入により建物の傾斜復旧を行うことに決定した。見えない土中での注入作業になり、直下地盤はGL-5m付近まで砂質土や粘性土の軟い層が確認されヒービングが想定された、道路や近隣建物側にヒービング対策を創業45年以上の曳きや、ジャッキアップの経験のある専門会社「坂井家起こし」で監修のもと計画実行されました。南北道路面は地中遮断壁による注入薬液や注入圧力の遮断。西側は傾斜復旧初期にかかる過度の注入圧力を抑制する為、鋼管杭を設置し、油圧ジャッキにより西側の建物重量を軽減させ、注入圧力による鉄骨店舗へのヒービング対策を計画した。東側は±0となり注入圧力がかかりにくいが建物の傾斜が1mで2cmの勾配があり基礎の根入れが-2m下まで有る為、壁面が近隣住宅側に4cm接近する。この4cmを土中で吸収するように壁面の間の土砂をほぐして計測調整し隣家の現状維持の借り受けを計画した。
実施施工
