RC-L型擁壁傾斜補正工事(現場打ちH3200~H3700) 2014年8月
施工写真
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コーナー擁壁背面側
施工前
施工後
背面掘削状況
建築物概要
所在地 | 大阪府茨木市 |
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建物名 | L型擁壁 |
構造・規模 | RC造 H3200×21m H3700×8.1m |
基礎構造 | 直接基礎 |
復元総重量 | 約 137t |
復元平面積 | 67m² |
最大沈下量 | 90mm |
指示地盤土質 | 粘土質砂礫 |
注入孔数 | 15ポイント |
施工方式 | 多点インターバル |
工期 | 10日間 |
施工概要
対象構造物は大阪府茨木市彩都地内にあり、万博記念公園駅より出ている大阪モノレール彩都西駅から東へ数分の位置にある。(箕面市と高槻市に挟まれて閑静な新興住宅地区)
擁壁の目地付近でズレが確認されたが、盛土の背面土圧による側方流動でなく擁壁下部の地盤沈下による傾きでズレが生じたと判断できた。沈下修正の方法として基礎形状・施工性・経済性・安全性を判断し特殊注入のJOG工法が採用された。
実施施工
実施施工では、擁壁の立ちが背面側に移動しやすいよう背面土を取り除いた。工事前に心配されていた近隣(前面側)への影響は、ヒービング、盤膨れなども全くなく無事に沈下修正を行う事ができた。
地盤沈下とは,環境基本法に定められた典型7公害のひとつであり,地表面が広い範囲にわたって徐々に沈下していく現象です。過剰な地下水の採取等により,地下水位が低下することによって地中の粘土層が圧密収縮を起こし,地盤沈下すると考えられています。
平成テクノスのJOG工法におまかせ。阪神大震災で数多くの建物を修復。ミリ単位での制御が可能。HPにて復元事例多数掲載。サービス: 地盤補強, 沈下修正, 空洞充填, 沈下対策, 地盤補償。